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<前回までのあらすじ>

NYニックスファンの会社の先輩からスパーズの印象を聞いたところ、「⑤なんかチームつくりがうまい感じ」という あんたいつも仕事でもそんなスタンスだよな 適当な、いや、参考になる意見を戴いたので、検証してみることにした。



おさらいになるけれど、「チームつくり」って一般的に下記に分類されるチーム増強策の総称だと思います。

1) ドラフトによる新人選手の獲得
2) フリーエージェントによる選手の獲得
3) トレードによる選手の獲得、というか交換
4) 選手の育成
5) 選手の育成に関わるヘッドコーチ、アシスタントコーチ、その他各種トレーナー、チーム運営人員の獲得
6) 上記人員獲得に関わるGMの獲得
7) チームひいてはコミュニティの充実を図る戦略の立案・実行

では、まず、スパーズの 「1) ドラフトによる新人選手の獲得」 はどうなのでしょうか。
シーズンの成績が良いのであまり高順位指名をした記憶がありませんが・・・・。
ひとまず過去15年間を振り返ってみましょう。

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2010年 1順目 20位 James Anderson
      2順目 49位 Ryan Richards *
      ドラフト外   Gary Neal

2009年 1順目 なし
      2順目 37位 DeJuan Blair
      2順目 51位 Jack McClinton
      2順目 53位 Nando de Colo *

2008年 1順目 26位 George Hill
      2順目 45位 Goran Gragic *
      2順目 57位 James Gist

2007年 1順目 28位 Tiago Splitter *
      2順目 33位 Marcus Williams
      2順目 58位 Giorgos Printezis *

2006年 1順目 なし
      2順目 59位 Damir Markota *

2005年 1順目 28位 Ian Mahinmi *
      2順目 なし

2004年 1順目 28位 Beno Udrih *
      2順目 53位 Romain Sato *
      2順目 58位 Sergei Karaulov *

2003年 1順目 28位 Leandro Barbosa *
      2順目 なし

2002年 1順目 26位 John Salmons
      2順目 57位 Luis Scola *
      2順目 58位 Randy Holcomb (*)

2001年 1順目 28位 Tony Parker *
      2順目 57位 Robertas Javtokas *
      2順目 59位 Bryan Bracey

2000年 1順目 なし
      2順目 42位 Chris Carrawell
      2順目 55位 Corey Hightower

1999年 1順目 29位 Leon Smith
      2順目 58位 Emmanuel Ginobili *

1998年 1順目 24位 Felipe Lopez *
      2順目 53位 Derrick Dial

1997年 1順目  1位 Tim Duncan (*)
      2順目 なし

1996年 1順目 なし
      2順目 なし

はい、記憶の通り本当に高順位指名がないですね。
1997年の運命のティム・ダンカン指名を除けば、1順目20位未満での指名はこの15年間で1度もないという事実が浮かび上がりました。(※ちなみにその前も1992年のTracy Murray(18位)まで20位以内のピックはありません)

傾向としては、海外からの発掘が多く見られます。
過去15年間でのドラフトピック30名のうち、18名がアメリカ以外の国籍(帰化含む)を持っています。
なのでよく見たら今回のFIBA選手権にて各国代表として名を連ねるメンバーが非常に多いんですよね。

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さて、そこで「チームつくりのうまさ」≒「ドラフトによる新人選手の獲得のうまさ」が1つの要素として成り立つとすると、スパーズの指名は果たして上手いと言えるのでしょうか。

ここは考え方が分かれるところだと思いますが、自分としては指名順位を順位の高低で幾つかの層に分け、その中での獲得成果を層ごとに評価するのが妥当かと考えてみます。

つまり、

指名順位             目標・期待値
1位~ 5位   即戦力(新人王クラス)、将来のチームの柱&顔
6位~19位   即戦力(ローテ入りクラス)、将来のチームの柱
20位~39位  将来のチームのローテ入り(スタメン)
40位~60位  将来のチームのローテ入り(ベンチ)


こんな感じで分け、これらの目標・期待値にどれだけ見合っているかを勝手に考えてみます。
気分はいっぱしのNBA評論家。w

すると、

指名順位             目標・期待値
1位~ 5位   即戦力(新人王クラス)、将来のチームの柱&顔  ティム・ダンカン (◎)
6位~19位   即戦力(ローテ入りクラス)、将来のチームの柱   なし
20位~39位  将来のチームのローテ入り(スタメン)         トニー・パーカー (◎)
                                          ベイノ・ウードリック (○)
                                          ジョージ・ヒル (○)
                                          デュアン・ブレア (○)
                                          リアンドロ・バルボサ (○) ※他
                                          ジョン・サーモンズ (○) ※他
                                          イアン・マインミ (△)
                                          フェリペ・ロペス (△) ※他
                                          レオン・スミス (×)
                                          ティアゴ・スプリッター (?)
                                          ジェームズ・アンダーソン (?)
40位~60位  将来のチームのローテ入り(ベンチ)          マヌ・ジノビリ (◎◎)
                                          ルイス・スコラ (◎◎) ※他
                                          ゴラン・ドラギッチ (◎) ※他
                                          ロベルタス・ヤフトカス (○) ※他
                                          ナン・デ・コロ (○) ※他
                                          マーカス・ウィリアムズ (○) ※他
                                          デリック・ダイアル (○)
                                          ロメイン・サト (△) ※他
                                          ジェームズ・ギスト (△) ※他
                                          コーリー・ハイタワー (△) ※他
                                          ランディ・ホルコム (△) ※他
                                          ダマー・マルコタ (△) ※他
                                          ジョルゴス・プリンテシス (△)
                                          クリス・キャラウェル (×)
                                          ブライアン・ブレーシー (×)
                                          セルゲイ・カラロフ (×)
                                          ジャック・マクリントン (?)
                                          ナン・デ・コロ (?)
                                          ライアン・リチャーズ (?)
ドラフト外  将来のチームのローテ入り(ベンチ)           ゲイリー・ニール (○)

結果、

◎ 5個 (期待以上)
○ 10個 (よい意味で期待通り)
△ 8個 (若干期待を下回る)
× 4個 (期待はずれ)
? 5個 (まだ期待中)

15勝12敗の勝ち越し! そのうち大勝が5つ!! と言えるのではないでしょうか。

ま、個人の主観に大いに寄っているところがあるのでいやいや違うでしょという方もいらっしゃるとは思いますが、いやー、なんせオールルーキーチームには1stチームにゲイリー・ニール、ルイス・スコラ、トニー・パーカー、ティム・ダンカン、2ndチームにデュワン・ブレア、マヌ・ジノビリと6人も選ばれてますからね。 この実績は覆せない。 1順目の平均指名順位が24位(低っ)の割によくぞといった感もあります。

そんなわけで、これにてスパーズのドラフト上手っぷりはひとまず証明終了。
チームつくりのうまさの検証は気が向けば続きます。(笑)



スパーズが過去ドラフト指名した選手一覧について非常に詳しく載ってます。(こちら


あき
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